噛み合わせ治療

  • 噛み合わせ治療について

    慢性的な肩こりや頭痛に悩まされている方は多いのではないでしょうか?
    日常的な歯ぎしりや普段何気なく行う習慣によって顎の位置や噛み合わせが変化することで、体に歪みが出てくることがよくあるのです。
    噛み合わせの変化から起こる体の歪みを放置すると、日常生活にも支障をきたしてしまうことも少なくありません。

  • このような症状は
    ありませんか?

    • 口を開ける時、閉じる前に関節に痛みがある
    • 顎を動かすとジャリジャリ、ミシミシなどの音がする
    • 噛み合わせに違和感がある。どこで噛んで良いのかわからない
    • 以前と比べてかみ合わせが悪くなってきている。前歯がかみ合っていない
    • 口が大きく開かない
    • 頭痛、首痛、肩こりがある。目が疲れやすい

    上記は顎関節や噛み合わせに問題のある方によく見られる症状です。
    当てはまる項目のある方は当院で検査を受けることができます。お気軽にお問い合わせください。

  • 噛み合わせの重要性

    歯科医院というと「虫歯や歯周病の治療をする場所」というイメージが強いかもしれません。しかし、当院は患者様のお口の健康を守るために、噛み合わせの改善に注意を払っています。噛み合わせが悪いと、特定の歯だけが摩耗したり、強い力がかかる部分が歯周病になったりします。また、食事がしにくいうえに、頭痛や肩こり、顎関節症のリスクも上がります。

    近年はやわらかい食べ物を取ることが増えているため、顎の幅が適切に成長しない傾向が顕著です。このため当院は、噛み合わせの改善も重視した診療を行っているのです。

噛み合わせが悪くなる原因

  • 姿勢の悪さ

    姿勢の悪さは噛み合わせに大きく影響します。例えば日常的に猫背になりやすい人やスマートフォンを見る時間が長い人は顔が前に出がちで、噛み合わせのバランスが崩れやすい傾向が見られます。また、いつも片側だけにバッグをかける人、足を組んで座ることが多い人、同じ方向を向いて寝ることが多い人も要注意です。

  • 悪い癖や習慣

    頬杖をつくクセがあると、手で顎に力をかけ続けるので噛み合わせに悪影響が出ます。また、左右のどちらかだけで噛む傾向が強い人も要注意です。幼少期に指しゃぶりをしていたり、舌で歯の裏を押すクセがあったりすると、歯並びや噛み合わせに乱れが生じやすいこともわかっています。さらに、口呼吸も好ましくありません。

  • 歯ぎしりや食いしばり

    歯ぎしりや食いしばりが強いと噛み合わせが乱れがちです。力仕事やスポーツをする人は歯を食いしばることが多いので注意が必要です。また、日常生活の中でストレスが多いと、就寝中に歯ぎしりや食いしばりをしやすいこともわかっています。起床時に顎がだるい、顎に痛みや違和感があるという場合、ぜひご相談ください。

噛み合わせが悪くなる
ことの悪影響

  • むし歯や歯周病に
    なりやすくなる

    噛み合わせが悪いと歯についた汚れが自然に落ちにくくなりむし歯になりやすくなります。

  • 顔に歪みが出やすくなる

    片方だけの歯で噛んでいる方は顔の表情筋や咀嚼筋(そしゃくきん)のバランスを崩してまい顔を歪ませることがあります。
    筋肉の厚みによってその下の骨が変化するため、顎の形も変化します。

  • 頭痛・肩こりになりやすい

    噛み合わせが悪化することにより、様々な筋肉のバランスを崩します。
    顎の関節から頭の横にかけて走っている側頭筋が緊張することにより頭痛が、噛む筋肉と首や肩にかけて繋がる広頸筋(こうけいきん)のバランスが崩れることにより肩こりがそれぞれ起きやすくなってしまいます。

  • 歯科治療が難しくなる

    噛み合わせの悪い方は歯が斜めであったり、凸凹している方ことが多く通常の歯科治療が難しくなります。
    また、治療後に歯が割れる、神経が近くなることで痛みがでるといった原因になることがあります。

当院で行う噛み合わせ治療

  • 生活習慣の改善

    噛み合わせを悪化させる習慣や癖を自覚することが大切です。
    歯並びなどのバランスを整えつつ、癖がでないように注意して日常生活を送ってもらうことが重要になります。
    また、顎の筋肉の緊張をほぐすマッサージやストレッチも効果的です。

  • マウスピースによる治療

    歯ぎしりや食いしばりによる歯の磨り減りによって噛み合わせを悪化している場合、マウスピースで保護する治療法があります。
    また、歯の磨り減りが大きく減ってしまった分の噛み合わせの調整を行うため、仮歯や矯正、セラミックなどの補綴物を用いて治療を行う場合があります。

  • 早期接触の除去

    噛み合わせ異常の原因のひとつに「早期接触」という症状があります。
    普通、リラックスした状態で口を閉じると、すべての歯が同時に接触します。しかし一部の歯だけが先に接触してしまうのが早期接触です。
    特定の歯だけが先に接触してしまうと、食べ物を噛むなどするときに邪魔になるので、人は無意識のうちに接触を避けるような噛み方をするようになってしまいます。
    そして、そのような噛み方を⻑い間続けていくうちに、顎の骨や関節が変形し、顎関節症を引き起こしてしまいます。顎関節症になると、当然噛み合わせも悪くなってしまいます。
    せっかく、歯並びを矯正しても、早期接触が直っていなければ、正しい噛み方ができないので意味がありません。
    また、早期接触の原因が銀歯やブリッジだったというケースもあります。せっかく歯を治療したのに、それが早期接触の原因になってしまっては、元も子もありませんが、むし歯などを治療する際、噛み合わせをきちんとチェックしないと、そうしたことも起こります。
    早期接触がないかどうか、矯正の前に確認することも重要なのです。