ブログ

納豆の栄養と健康

こんにちは。院長の川﨑です。
この時期が旬の魚として知られる、さより。
関東では「春告魚」とも呼ばれるそうです。

さよりには、歯を丈夫にするカルシウムが豊富に含まれています。
美味しく食べて、さらにお口の健康も手に入れてみてはいかがでしょうか。

ところで皆さんは、納豆にも旬の時期があることをご存知でしょうか。

納豆の旬は1〜2月ごろ。
11〜12月に収穫後に貯蔵された大豆の新豆は、年を越すと余分な水分がなくなりほどよく身が引き締まり、旨みもギュッと凝縮されます。
そのため、新豆ならではの甘味があって、とても美味しいです。

そこで今回は、旬の時期があるものの、1年を通して店頭に並ぶ、納豆の栄養についてご紹介します。

納豆は栄養価が高く、口腔の健康にも良い影響を与える食品です。
特に以下の点が注目されます。

1.納豆の栄養と口腔の健康への影響

    ① ビタミンK2(骨や歯の健康)
    •納豆には ビタミンK2 が豊富に含まれており、歯や骨の石灰化を促進 し、歯の強度を高めます。
    •また、歯周病の進行を防ぐ可能性があるとされています。

    ② 納豆菌(口腔内の善玉菌)
    •納豆菌は腸内だけでなく口腔内の細菌バランスを整え、むし歯や歯周病を引き起こす悪玉菌の増殖を抑える効果が期待されます。
    •一部の研究では、納豆菌が口臭の原因となる硫化水素の生成を抑える可能性も示唆されています。

    ③ ポリグルタミン酸(唾液分泌の促進)
    •納豆のネバネバ成分であるポリグルタミン酸には、唾液の分泌を促す作用があります。
    •唾液の増加は、口腔内の自浄作用を高め、むし歯や歯周病の予防に役立ちます。

    ④ イソフラボン(抗炎症作用)
    •大豆由来のイソフラボンには、歯周病の炎症を抑える作用があると考えられています。

    2.納豆の摂取で気をつける点

      •におい残りに注意:納豆のにおい成分が口臭の原因になることも。
      食後はしっかりうがいや歯磨きをしましょう。
      •ネバネバの残留:歯や口の中にネバネバが残るため、食後のお口のケアを怠らないことが重要です。
      •食べすぎに注意ビタミンK2は血液凝固に関与するため、抗血栓薬を服用している方は医師に相談しましょう。

      3.まとめ

        納豆は歯や歯茎の健康に役立つ栄養素が豊富で、むし歯や歯周病予防、口臭対策にも貢献する食品です。
        ただし、食後の口腔ケアはしっかり行うことが大切です。
        納豆を活用しながら、口腔の健康を維持しましょう!

        以上、納豆の栄養についてご紹介しました。
        ぜひ、栄養たっぷりの納豆を日頃の食事に取り入れてくださいね。

        【医院からのお知らせ】
        4月25日(金)の診療は11時15分からになります。

        川﨑歯科
        〒780-0844 高知県高知市永国寺町1-18上杉ビル1F
        TEL:088-802-3288
        URL:https://www.kawasaki-shika.jp/
        Googleマップ:https://g.page/kawasaki-shika-dc?gm