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ピーマンは歯肉の健康に良い?

こんにちは。院長の川﨑です。
毎年6月は食育月間に設定されており、食べることの大切さを再確認する季節です。

食事の満足感を得るため大切なのは、やはり「噛むこと」です。
食育の一環としても、しっかりと歯のケアを心掛けましょう。
健康的な食事と歯のケアを通じて、食育月間を有意義に過ごせるといいですね。

さて、健康的な食事といえば、これからの時期に旬を迎え、歯や歯肉に良い影響を与える食材があります。
それは、「ピーマン」です。

そこで今回のブログでは、ピーマンに含まれる4つの栄養素をご紹介します。

1.ビタミンC
ビタミンCには抗酸化作用があり、歯肉の炎症や出血を抑えます。
また、歯ぐきを構成する要素の一つであるコラーゲンを生成するため、組織の修復にも効果的です。

2.ビタミンA
ビタミンAは、組織を保護する働きと抗酸化作用を持っています。
また、歯の表面を覆うエナメル質を強化し、むし歯予防の効果も期待できます。

3.葉酸
葉酸は細胞の生産や再生を助けます。
歯肉が弱まる原因の一つが、「ホモシステイン」と呼ばれる物質です。葉酸が不足すると、ホモシステイン濃度が高まります。
したがって、葉酸を摂取することで歯肉の健康を維持し、歯肉炎や歯周病を予防できます。

4.ポリフェノール
ピーマンの苦さは、ポリフェノールの一種である「クエルシトリン」によって作られています。
クエルシトリンには、ビタミンCやビタミンAと同様に抗酸化作用があります。また、毛細血管を強化する働きもあり、歯肉の炎症・出血予防に役立つ成分です。

このように、ピーマンには歯肉に良い栄養素が含まれています。
他の食材と組み合わせてバランスの良い食事を心がけ、身体の内側から健康を意識しましょう。
また、定期的な歯科検診や適切な歯みがきなどによって、口腔ケアも怠らないことが大切ですよ。

【医院からのお知らせ】
7月20日は、診療します。